2021年10月

アクセルとブレーキを踏み間違える事故はなぜ起きる?

連日のように起こる自動車事故。

なかでもアクセルとブレーキを踏み間違える事故は多発しています。

 

あなたもヒヤッとした経験はありませんか?

 

今回は、アクセルとブレーキの踏み間違えによる事故はなぜ起こるのか、について考えてみたいと思います。

 

■アクセルとブレーキを踏み間違えによる事故はなぜ起こるのか、について考えてみたいと思います。

 

オートマチック車の場合、ブレーキとアクセルの2ペダルがあります。

 

踏み間違え事故は、「ブレーキを踏んだつもりがアクセルを踏んでしまう」に起因します。

減速や停車時にはブレーキを強く踏みますが、ここでアクセルと踏み間違えてしまうと急加速となり、事故の可能性が高くなってしまいます。

 

■踏み間違え事故に多い年齢とシチュエーション

 

どんな人にも起こりやすい事故ですが、高齢ドライバーによる踏み間違え事故が毎年増加しています。

 

特に、75歳以上の高齢ドライバーは18歳~75歳以上の全体で見た場合、3%にも上り、加齢の影響が運転能力の低下に繋がっていると考えられます。

 

しかし、18歳~75歳以下の若年層でも全体の1%程度の割合で踏み間違え事故を起こしており、どんな年代にでも起こりえる事故だということが分かります。

 

交通事故総合分析センター アクセルとブレーキの踏み間違い事故

 

■踏み間違え事故の多い場面

・バックでの駐車

バックで駐車する時に切り返しがうまくできず、前進とバックを繰り返しているうちに慌ててしまい、踏み間違えてしまうことがあるようです。

 

・前進での駐車

前進で駐車するときに切り返しがうまくできず、前進とバックを繰り返しているうちに慌ててしまい、踏み間違えてしまうことがあるようです。

 

・前進での駐車

前進で駐車する際にも注意が必要です。

 

バックでの駐車に比べれば、簡単とも思いがちですが、後続の車両が続いている、歩行者など周囲の状況によっては注意が散漫になりがち。

 

切り返し時に踏み間違えてしまうことがあるようです。

 

アクセルとブレーキを踏み間違える事故は、全世代に共通して多い自動車事故といえるでしょう。

 

事故を防ぐポイント

・運転に集中する

・先進安全装備付きの車種を活用する

・後付けの踏み間違い安全装置を活用する

 

上記の他、「慌てずに落ち着いて運転すること」を意識しましょう。

踏み間違え事故は誰にでも起こり得る身近な事故だということを理解し、日常的に予防するように心掛けましょう。

 

 

 

【県自卒業生からのコメント】

県自卒業後、日常的に運転するようになってからもアクセルとブレーキを踏み間違えそうになることが多々あります。

例えば、上の写真のように後続の車両が続き、「早くしないと」と焦っている時です。

そんな時には、アクセルとブレーキの位置を再確認して、落ち着いて平常心で運転できるように心がけています。

皆さんも踏み間違えに気を付けながら、冷静に落ち着いて運転しましょう!

 

 

 

2021.10.18

今すぐ準備しておきたい!車載用防災セットとは

車載用防災セットとは、運転中に災害が起き、車内での生活を余儀なくされてしまった場合に役立つ常備品のこと。

道路での立ち往生や、交通整理により車内に閉じ込められるケースは少なくありません。

そんな時でも、車載用防災セットがあれば安心です。

今回は車載用防災セットの必要性と、必要道具について解説します!

■準備しておきたい防災グッズ6選

必要最低限、車内に常備しておきたいグッズを紹介します。

 

・飲料水

・携行食

生きていくために、最低限の水と食料を準備しておきましょう。

1人1日2リットル程度の水分は必要だと考え、3日分は用意しておくと安心です。

 

・携帯トイレ

断水してしまった場合のトイレとしてはもちろん、エチケット袋としても使える携帯トイレは複数回分、準備しておきましょう。

 

・簡易ライト

電気や火を使わずに、光を照らせる簡易ライトは災害時に役立ちます。

水に強いタイプや、シガーライターから充電可能なタイプも販売されています。

 

・メモ帳

・ペン

紙とペンは災害時には必須のアイテムです。相手に何かを残しておきたい時や大事なメモを取るためにも、ボールペン、油性ペンなど複数の種類のペンと紙を用意しておきましょう。

 

・軍手

いざという時に役に立つアイテム。瓦礫やガラスの除去、寒い時には防寒対策にも大活躍。

家族や乗車人数分、用意しておくと良いでしょう。

 

・マスク

・衛生用品

マスクは、劣化しにくい不織布タイプのマスクを常備しておきましょう。

感染症や、有害物質から体を守ってくれるだけではなく、防寒対策にも使えます。

また、除菌シートやティッシュといった衛生用品も多めに用意しておくと安心です。

 

■救命道具となる「工具」

防災グッズの他に、工具も常備しておくといざという時に活躍します。

・ドライバー

・パンタグラフジャッキ

・十字レンチ

工具は、災害時に倒壊した家屋に閉じ込められてしまった方の救助にも役立ちます。

最近では、車載工具を搭載していない車も増えました。

事前に車載工具が搭載されているかを確認しておきましょう。

 

■ピンチの時に役立つ!今から万全の対策を

今回は、車に乗せておきたい車載用防災グッズを紹介しました。

運転時、今回紹介した物を持ち合わせていないことも多いですよね。

 

【県自卒業生からのコメント】

県自の授業で勉強した車の点検、自分と同様に大切にすることを教わりました。早く自分の車が欲しかったので、念願のマイカーを手に入れた時は毎日車を磨いていました。

免許取得して数年後に遠方へドライブに行きました。駐車場へ車を置いて景色を楽しんだ後、帰ろうとした際に右前タイヤがへこんでいるのを見つけました。

よく見ると釘が刺さっていて、パンクしていました。

昼過ぎだったので焦らず工具や予備のタイヤに交換しましたが、いつ何が起こるかわからないからこそ必ず運転前に必要な物の有無や使用期限も確認して、

非常事態に備えた準備をしたいと思いました。

2021.10.17

思いがけないハンドルロック!解除方法を紹介

駐車する際、エンジンを切った後に車輪が曲がっていることに気付いたことはありませんか?エンジンをかけずに車輪を動かそうとハンドルを動かすと「ガチッ」という音がしてハンドルが動かなくなります。これがハンドルロックです。

 

■ハンドルロックの意味とは?

ハンドルロック(ステアリングロックとも言います)の役割は、ズバリ盗難防止。この機能はエンジンを切った状態でハンドルを操作しようとすると作動します。ハンドルロックが作動すると、エンジンすらかけられなくなってしまうので要注意です。

 

■ハンドルロックの解除方法

突然ハンドルロックが作動すると焦ってしまいますよね。でも解除するのは簡単なんです。ポイントは、「ハンドルとエンジンスイッチを同時に動かす」こと。キーの場合は、ハンドルを左右に動かしながら一緒に差し込んだキーも左右に動かせばOK。スマートエントリーなどの場合は、ハンドルを左右に動かしながらエンジンスタートボタンを押す。これで解除できるはずです。

 

いかがでしたか?

 

焦って販売店やメーカーへ問い合わせる方も多いと聞きますので、覚えておいて損はないですね!

 

 

【県自卒業生からのコメント】

私は免許を取得して2ヶ月位経った頃、ハンドルロックにかかってしまったという経験があります。その時、車の中には私一人で誰も乗っていなく、解決策も分からなかった為すごく焦りました。その時はインターネットを活用して解決出来たのですが、ハンドルロックにかかってしまった際に、「ハンドルとエンジンスイッチを同時に動かす」という事を知っていると、私みたく焦る事や調べる事なく安心して操作を行う事が出来るので、ぜひ覚えておくというのがオススメです!

2021.10.16

料金所の「ETC」と「一般」、間違えたら?

少し遠くにドライブをする際にも、お世話になるのが高速道路。一般道路を使うよりも早く目的地まで行けることが多く、また道に迷う心配もほとんどありません。

 

高速道路を利用するときに必ず通るのが料金所。窓口で直接払う「一般」とETCカードで記録する「ETC専用」に分かれています。では、もし間違ったレーンに入ってしまった時には、どうすればいいのでしょうか?

 

【一般車がETC専用レーンに入ってしまったら】

ETCを搭載していないのにETC専用レーンに入ってしまったら、もちろん開閉バーは開きません。そんな時はまず落ち着いて、安全に停車した上でレーン横のインターフォンがありますので、係員に「誤って進入してしまった」とお伝えするのがいいでしょう。係員が支払いや通行の処理をしてくれますよ。

その場で停車したまま手続きをするか、別の場所に移動して手続きをするかは料金所の交通状況によって対応が異なりますが、係員の指示に従って対応してくださいね。

 

【ETC搭載車が一般レーンに入ってしまったら】

逆に、ETC搭載車が一般レーンに入ってしまった場合はどうでしょうか。この場合も係員に誤って進入してしまった事を伝えてください。その場でETCカードを預かって支払処理をしてくれます。(この場合もETC車対象の各種割引が適用されますので安心してくださいね)

 

間違っても、バックで他のレーンに移動するのは大事故につながる可能性があり大変危険です。間違ってしまったら、係員の指示に従い「落ち着いて対応」しましょう。

 

 

 

高速道路での運転が慣れないうちは、どうしても緊張したり焦ったりしてしまうと思います。

もし料金所で間違ったレーンに入ってしまっても、対応方法を知っていればスムーズに行動することができます。

高速道路を利用して、安心安全なドライブを楽しみましょう!

2021.10.15

雨の日の運転で注意してほしい点

雨の日の運転は視界が悪かったり、路面が濡れていてスリップする恐れがあったり、あまり運転をしたい気持ちにはならないですよね。

事情があって、運転しなくてはいけない状況になることも、、、。

今回は、雨の日の運転で注意してほしい点をいくつかご紹介していきます。

■「スリップの事故」

ある調査では雨の日の事故件数は、晴れの日に比べ約4倍になることもあるそうです。

カーブでのスリップ、水たまりやマンホールの蓋などを通過する際のスリップなどでの事故が増えるそうです。

スリップ事故を防ぐポイントは、「いつもよりスピードを落とすこと」。

ブレーキが利き始めてから車が停止するまでの距離を『制動距離』と言いますが、雨の日はその『制動距離』が伸びてしまうのでなかなか止まれません。

視界も悪くなっていますし、いつも以上にスピードに注意することをおススメします。

 

■「タイヤ」をチェックしましょう!

走行を重ねるたび、タイヤはだんだん表面に刻まれた溝(みぞ)がなくなってきます。

ツルツルした表面よりデコボコした表面の方がしっかりと地面をとらえますが、雨の日はその溝に雨水が入るため、注意が必要です。

常日頃から運転する前に、タイヤの状態をしっかり確認してみましょう!

 

■「フロントガラス付近」も確認!

ワイパーのゴムの部分は、古くなると柔軟性がなくなったり、ゴムが割れてしまったり、雨水を拭う本来の役割を果たせなくなることも、、、

運転する前に確認し、もう古くなっていたら交換しましょう。

また、雨の日は湿気でフロントガラスが曇ってしまうことも。

そんな時はエアコンの除湿機能を使って視界を確保して安全な運転を心がけましょう。

 

それでもやっぱり雨の日は憂鬱になるもの、、、ですがご安心ください!

県自の雨天の教習では、皆様を傘でご誘導いたします。

また万が一傘を忘れてしまった時の貸出用の傘や、濡れてしまった時用の清潔なタオルもご用意していますので、ご自由にお使いください。

アメニモマケズ、安心安全なドライバーを目指して、今日も一日頑張りましょう!

 

2021.10.14