アクセルとブレーキを踏み間違える事故はなぜ起きる?

連日のように起こる自動車事故。

なかでもアクセルとブレーキを踏み間違える事故は多発しています。

 

あなたもヒヤッとした経験はありませんか?

 

今回は、アクセルとブレーキの踏み間違えによる事故はなぜ起こるのか、について考えてみたいと思います。

 

■アクセルとブレーキを踏み間違えによる事故はなぜ起こるのか、について考えてみたいと思います。

 

オートマチック車の場合、ブレーキとアクセルの2ペダルがあります。

 

踏み間違え事故は、「ブレーキを踏んだつもりがアクセルを踏んでしまう」に起因します。

減速や停車時にはブレーキを強く踏みますが、ここでアクセルと踏み間違えてしまうと急加速となり、事故の可能性が高くなってしまいます。

 

■踏み間違え事故に多い年齢とシチュエーション

 

どんな人にも起こりやすい事故ですが、高齢ドライバーによる踏み間違え事故が毎年増加しています。

 

特に、75歳以上の高齢ドライバーは18歳~75歳以上の全体で見た場合、3%にも上り、加齢の影響が運転能力の低下に繋がっていると考えられます。

 

しかし、18歳~75歳以下の若年層でも全体の1%程度の割合で踏み間違え事故を起こしており、どんな年代にでも起こりえる事故だということが分かります。

 

交通事故総合分析センター アクセルとブレーキの踏み間違い事故

 

■踏み間違え事故の多い場面

・バックでの駐車

バックで駐車する時に切り返しがうまくできず、前進とバックを繰り返しているうちに慌ててしまい、踏み間違えてしまうことがあるようです。

 

・前進での駐車

前進で駐車するときに切り返しがうまくできず、前進とバックを繰り返しているうちに慌ててしまい、踏み間違えてしまうことがあるようです。

 

・前進での駐車

前進で駐車する際にも注意が必要です。

 

バックでの駐車に比べれば、簡単とも思いがちですが、後続の車両が続いている、歩行者など周囲の状況によっては注意が散漫になりがち。

 

切り返し時に踏み間違えてしまうことがあるようです。

 

アクセルとブレーキを踏み間違える事故は、全世代に共通して多い自動車事故といえるでしょう。

 

事故を防ぐポイント

・運転に集中する

・先進安全装備付きの車種を活用する

・後付けの踏み間違い安全装置を活用する

 

上記の他、「慌てずに落ち着いて運転すること」を意識しましょう。

踏み間違え事故は誰にでも起こり得る身近な事故だということを理解し、日常的に予防するように心掛けましょう。

 

 

 

【県自卒業生からのコメント】

県自卒業後、日常的に運転するようになってからもアクセルとブレーキを踏み間違えそうになることが多々あります。

例えば、上の写真のように後続の車両が続き、「早くしないと」と焦っている時です。

そんな時には、アクセルとブレーキの位置を再確認して、落ち着いて平常心で運転できるように心がけています。

皆さんも踏み間違えに気を付けながら、冷静に落ち着いて運転しましょう!