ガソリンや軽油を燃料とする車を運転している場合、燃料の残りをチェックしておかないとガス欠に見舞われることがあります。
JAFの出動件数でもトップ10(高速道路では2番目)に入るほど多いトラブルですから、案外他人事ではないんです。
そこで今回は、ガス欠時の対処法を3つご紹介します。
■ガス欠は、渋滞で起こりやすい
車の燃料計には通常、残量警告ランプが装備されており、残り数リッターになると点灯します。
残量警告ランプが点灯してから走れる距離は、メーカーや車種によって異なりますが、平均的な走行状態なら約50㎞は走れるよう設定されています。
しかし、お盆や年末年始の大渋滞では極端に燃費が悪化するので、注意が必要です。
本来、あと50㎞は走れるはずでも、渋滞で燃料を消費しているうちにもっと短い距離でガス欠になってしまうかもしれません。
・ロードサービス、JAFを利用
高速道路や自動車専用道路上でガス欠になってしまったら、JAFなどのロードサービスを利用する必要があります。
JAF会員なら燃料代を除いて、無料でロードサービスを受けられます。
非会員ですと、高速道路上で燃料切れのロードサービスを受けた場合、16,460+燃料代+通行料が発生してしまいます!
JAFに入会していない場合は、ご自身の自動車保険をチェックしてください。
保険に付帯されているロードサービスにガス欠の項目が入っていれば、ガソリンや軽油を運んでもらうことが出来ます。
ただしこれらのロードサービスは、道路状況などで到着までに1時間以上かかることが多いので気を付けましょう。
・ガソリンを配達してもらう
携帯の電波があるところでガス欠になってしまったら、近くのガソリンスタンドを検索して燃料を配達してもらうという手があります。
セルフのガソリンスタンドでは人件費削減で人手が少なく難しいそうですが、人手のあるガソリンスタンドであれば燃料を配達してくれることがあります。
その場合、油種(軽油・ガソリン・ハイオク)を確実に伝えるようにしましょう。
・牽引(けんいん)してもらう
2台以上でまとまって走っている時にガス欠になっても、幸いそのうちの1台が牽引ロープを車載していたら、牽引してもらうことができます。
その場ですぐ対応することが出来るだけでなく、そのまま最寄りのガソリンスタンドへ向かえば給油して問題解決できます。
その際は、牽引ロープが必要です。
ガス欠になった車は、ステアリングもブレーキも重たくなっていて操作が難しいので、牽引するドライバーともども注意しなければなりません。
ガス欠になった車は、パワステやブレーキのアシストが切れてとても危険です。
ガス欠にならないよう、遠出の際はもちろんの事、常日頃から燃料の残量をチェックをして早めの給油が大切です。
【県自卒業生からのコメント】
渋滞でガス欠になってしまったら、ただでさえ移動が遅れているのにもっと時間がかかってしまいます。想像するだけで恐ろしいです、、、
そうならない為にも余裕を持った燃料補充を心がけていきたいものです。