環境に優しいクリーンディーゼル車とは?

「ディーゼル車」と聞くと、黒い排気ガスなどちょっと悪いイメージがありませんか?

しかし、現在のディーゼル車は違います。なんと、環境問題に敏感なヨーロッパの市場でもディーゼル車が活躍しているそう。

今回は、そんな進化した「ディーゼル車」を紹介します!

1.ディーゼル車ってなに?

そもそも「ディーゼル車」とは、開発したドイツ人技術者の名前。一般的なガソリン車と違うのは、燃料。ガソリン車はガソリンを使用するのに対し、ディーゼル車は軽油を使用します。燃費に優れる反面、有害物質を含む排気ガスが問題視されていました。

 

2.現在のディーゼル車:クリーンディーゼル

現在のディーゼル車のエンジンは、「クリーンディーゼル」と呼ばれています。

クリーンと呼ばれる理由は2つ。ひとつは、問題視されていた排気ガスについて可能な限りきれいな状態で排出できるような技術が開発・搭載されているから。もうひとつは、ディーゼルエンジンがもともとガソリン車に比べて、地球温暖化の原因にもなっているCO2(二酸化炭素)の排出量が少ないことから、そう呼ばれているようです。また、燃料の軽油、なたね油やオリーブオイルなど食用でも用いられる油を利用する研究も進んでいるそうです。(「バイオディーゼル」と呼ばれています)

現在、自動車メーカーでも、このクリーンディーゼル車が注目されています。2006年のメルセデス・ベンツが発表した「E320 CDI」を皮切りに、日本の自動車メーカーでも開発が進んでいます。

 

 【県自からのコメント】

今後もぜひ環境に優しい、「クリーンディーゼル」に注目してみてください!

 

 

2021.12.03

運転中地震が発生したら?

運転中地震が発生したら?そのときの正しい対処方法は....

 

自動車を運転中に地震が発生!

そんな時でも慌てずに済むよう、今回は正しい対処方法を解説します。

 

災害時でも落ち着いて対応できるよう今から確認しておきましょう!

 

  • 運転中に地震が起こった場合の対処法

地震が起こった時の対処法として、停車させる場所別で解説します。

 

・道路の左側に車を停車させる

まず、運転中に地震が起きた時は慌てずに落ち着いて。

周囲の車が地震に気づいていないことも考えられます。

いきなりスピードは落とさず、徐行しながらハザードランプを点灯するなどし、注意喚起を。

 

車を停車させる際には、必ず道路の左側に停車するようにして下さい。

左側に寄せて止めるのは、緊急車両の通行の妨げにならないようにするためです。

 

・市街地

市街地では、ドライバーだけでなくバイクや歩行者が転倒している恐れがあります。それらを考慮しつつ、安全な停車場所を見つけましょう。

 

また、マンホールや消火栓は災害時のインフラに必要不可欠。なるべく避けて停車して下さい。信号の真下などは落下の恐れがあるため、停車位置の上には何も無いことを確認して車を止めましょう。

 

・車内で待機。交通情報を確認する

車を左側に寄せたあとは、揺れが収まるまでは車内で待機。

AMラジオやニュースでの情報収集に努めましょう。

地震情報や交通情報を確認し、周囲の状況に応じた判断を行って下さい。

 

・避難時、エンジンキーはつけたままにしておく

その場に留まることが危険だと判断し、車を置いて避難する場合には、窓を閉めてエンジンを切り、キーはつけたままにしておきましょう。

キーを置いたままにする理由として、緊急事態の際にも車両を移動させられる、避難の際に使われることも考えられるからです。

 

避難する時は、貴重品や車検証は持ち出し、メモなどに連絡先を残しておきましょう。

 

・高速道路

高速道路走行中に地震が起きてしまった時も同様、急ブレーキをかけずにゆっくりと減速しましょう。左側に車両を寄せ、崖崩れや落石の危険がないかを確認してください。

 

  • 日常の備えも忘れずに

 

東日本大震災では、燃料不足に陥りガソリンスタンドに人が押し寄せたと言われています。

普段から燃料ランプがついたら給油するのではなく、半分になったら補給するなど余裕のある行動に努めましょう。

 

運転中でも災害が訪れる可能性は十分にあり、他人事ではありません。

ガソリン以外にも、車載用の防災セット常備しておくなど、日常生活での備えを万全に安心安全なカーライフを心掛けたいですね!

【県自卒業生からのコメント】

急な地震が起こると、気が動転して落ち着いた行動がとれなくなるかもしれません。

地震が起きた際にどんな行動をとればよいか、いちど頭の中でシミュレーションしておくといざという時にきっと役立ちます。

二次災害を防ぎ、自分と周囲の安全を守るためにも普段の備えが大切です。

2021.12.01

エンジンオイルの6つの作用とは?

エンジンオイルは定期的に交換することを勧められていますが、「何で何度も交換するんだろう?そもそもエンジンオイルって何の為にあるんだろう?」なんて思った事はありませんか?

そこで今回は、エンジンオイルの6つの役割をご紹介します!

 

1.潤滑

エンジンはさまざまな部品が作用しあい、大きな動力を生んでいます。

自転車のチェーンに油を差すのと同じで、互いの部品の滑りを良くし、最大限の力が出るようにしています。

 

2.防サビ

エンジンを酸素や水によるサビから守るための膜(まく)の役割も果たします。

 

3.洗浄

部品同士の摩擦により生じる金属片やゴミなどを洗い流します。

オイル交換の際に黒っぽく変色しているのは、エンジン内をきれいにしてくれている為なのです。

 

4.気密(エンジン内を密閉状態にする)
最大限の動力を出すためには、エンジン内を気密状態(空気の入らない密閉状態)にしなければなりません。

そこでもエンジンオイルが空間を埋め、一役買っています。

 

5.暖衛作用(クッションの効果)
部品同士がぶつかると、その部品だけでなく関連する箇所にも影響が出ます。

エンジンオイルは衝突を和らげるクッションのような役割を果たしています。

 

6.冷却

エンジン内は非常に高温になる為、エンジンオイルが熱を吸収しオーバーヒートを防ぎます。

もちろんオイルの温度は上がりますが、循環する中で徐々に冷やされていくそうです。

エンジンオイルは、車の心臓とも言えるエンジンを動かすために必要不可欠なものです。

オイルの汚れのこまめな確認と定期的な交換で、車をいつまでも大切に乗ってくださいね♪

 

【県自卒業生からのコメント】

エンジンオイルはこんなにたくさんの役割を担っているんですね。

普段目に見える部分ではないのでつい忘れそうになりがちですが、定期的な交換、確認を続けていこうとより一層思いました!

2021.11.28

エンジンがかからなくなる!?冬の自動車トラブル対策

意外と知られていませんが、これからの冬は自動車のトラブルが起きやすいシーズン。

雪道や凍った道路など普段より気を付けなければならないことが多い中のトラブルは焦ってしまいます。そこで今回は、そんな冬に起きやすいトラブルを紹介。事前に知っておくことで対応の幅も広がるでしょう。

 

【トラブル.1】エンジンがかからない!…まずは「バッテリー」を確認! 

寒い冬に自動車のエンジンがかからないなんてことはありませんか?その原因の多くは「バッテリー」。エンジンを始動するためにはモーターを動かすことが必要で、それを動かすための電気はバッテリーによって蓄えられています。寒いとその蓄電(ちくでん)が上手くいかず、エンジンがかかりにくいのです。そんな時は10分ほど待ってからエンジンをかけてみましょう。バッテリーは10分ほどである程度は回復するので、そのタイミングがいいのです。エンジンがかからないからと言って、何度もモーターを回すと『バッテリー切れ』を起こすこともあるので注意が必要です。こまめに確認して、必要に応じて交換しましょう!

 

【トラブル.2】窓ガラスが曇って前が見えない!…「デフロスター機能」をご存知? 

車外と車内の温度の差が大きいと発生する「結露(けつろ)」。対策としては『湿度を低くすること』と『外と中との温度差を小さくすること』が挙げられます。そこで是非試してほしいのが、「デフロスター機能」。エアコンを操作する場所にある、扇の形をした記号から湯気のように上向きの矢印が書かれているボタンです。温風を送ることで水分を飛ばしてくれます。ポイントは必ずエアコンもONにすること。ただし消費電力が大きいので、長時間の使用はオススメしません。まずはエアコン、それでもダメなら「デフロスター」をONにしましょう。

 

【トラブル.3】フロントガラスに氷が!…「氷解スプレー」があれば便利! 冬は人にとっても厳しい季節ですが、自動車にとっても同じ。タイヤの交換などの対策と一緒に、バッテリーやエンジンオイルなど特に冬に弱い部分を点検してみるのも、トラブルを防ぐ一因になります。

フロントガラスが凍って前が見えない。なんてことも冬の日常風景。ここで一番やってはいけないのは『熱いお湯をかけること』。一見、すぐに氷が溶けていいように感じますが、急激な温度変化によりガラスが膨張して割れることも。また上手く溶けたとしても、走行中に再度凍り急に前が見えなくなるなんてこともあり得ます。こんな時に便利なのが市販の「氷解(ひょうかい)スプレー」。凍ったフロントガラスに吹きかけると不思議と凍りが溶けます。またそんなに急いでいない場合なら、エアコンを入れてゆっくりと溶かすのも安全な方法です。

 

【県自からのコメント】

寒い時期の移動で、車は頼りになりますね。

ただし点検を怠ると、動くはずの車も機能しなくなってしまいます。

冬に向けてタイヤやスプレー等の準備をしつつ、

普段気にしていない部分にも目を向けてみてくださいね!

 

2021.11.25

車の種類によって、給油口が違う!?

【車の種類によって給油口が違うのはなぜ?】

 

車の給油口の位置が車種によって異なり、

迷った経験がある方も多いのではないでしょうか?

 

今回はその理由と見分け方について解説します。

■給油口が左右バラバラの理由

実は車の給油口にはいくつかのルールがあります。

そもそも給油口は車種によって異なり、右にあるものもあれば、左についているものもあります。

 

日本では給油口を左右どちらに設置しなければいけない、という法律はありません。

しかし、道路運送車両法の基準で、給油口とマフラーの拝観は300 mm以上離すように定められています。

 

結論、マフラーの位置によって給油口の位置も決まる、ということになります。

マフラーの反対側に給油口を設置するというのが一般的な国産車に多い傾向です。

・事故リスク軽減のため

ではなぜマフラーと給油口の位置を離す必要があるのでしょうか。これは、万が一吹きこぼれなどが起きた際の、火災、爆発のリスク軽減のためだと言われています。

 しかし現在のガソリンスタンドでは自動ストップ機能が備われており、吹きこぼれのリスクは大幅に削減されました。

左右二本出しマフラーの場合も、上記と同様、給油口とマフラーの配管は300 mm以上離すように定められているため、配管がどちらに寄っているかで決まるということになります。

 

配管をどちらに取り付けるかはメーカーごとに異なるため、給油口の位置がどちらになるのかは、メーカー次第。という結論に至ります。

現在、日本の自動車事情では、歩行者からなるべく離れた位置にマフラーを設置する考えのメーカーが多く、給油口を左側に設けるメーカーが若干多いと言われています。

■見分け方

見分け方として、車のメーターについている燃料計を見ればすぐにわかります。 よく見てみると、給油機のアイコン横に三角の矢印がついていて、この矢印の向きに給油口が設置されています。

これは国産車であればほどんど使えるので、レンタカーや自分の車以外でも、是非見てみてください。

 給油口の場所の見分け方を知っておくことで、ガソリンスタンドで給油する際に、戸惑ったり焦ったりせずに給油ができますので参考にしてください。

 

【県自からのコメント】

セルフのガソリンスタンドに行き、自身でガソリンを入れる際にあらかじめどちらに給油口があるか調べておかないと停める場所に困ってしまいますね!

また、給油口の開け方も車両によって違い、戸惑うこともあります。

そうならないように、車両に付属しているサービスマニュアル等も読んでみてくださいね!

2021.11.21