自動車の背もたれの上部には、頭を支えるためのヘッドレストが必ず付いています。
高さや調節のつまみをいじれば、簡単に外れてしまうことから、邪魔だと言って外して使用する方も中にはいるとか。
■ヘッドレストの役割とは?
ヘッドレストとは、前述した通り「頭部を支える」役割を持っています。自動車事故などで衝突した際や、急ブレーキをかけると進行方向とは逆の方向に身体が引っ張られます。
頭部は重く、それを支える首にも大きな負担がかかります。この時に、首を支えてくれるのがヘッドレストなのです。
■実は違法!外してはならないヘッドレスト
ヘッドレストを外した状態で追突事故などに遭うと『むち打ち症』などになり、最悪後遺症が残ってしまうこともあります。
ヘッドレストを外した状態での走行は違法ですし、場合によっては懲役刑が課せられることも。また車検も通りませんので、きちんと装着してくださいね。
■正しい使用方法は・・・?
教習所などで学んだと思いますがここでおさらい!
ポイントは『高さ』。ヘッドレストに頭を預けた時にただ頭を置くだけでなく、きちんと頭を支えるよう高さ調節を行って下さい。
いかがでしたか?
「ちょっと面倒・・・」。そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こうした小さな確認が大きな事故の際に威力を発揮してくれるのも事実。
自家用車に乗った際に確認してみてくださいね!
【県自卒業生からのコメント】
ヘッドレストが事故の衝撃の負担を少なくする役割も果たしている事に驚きました。
また、自分の家の車は外してはいませんが、外した状態での走行が違法になる事も初めて知りました。
身の回りの確認を怠らず、車での安全な走行を心がけていきたいです。